sakura542gouのブログ

日々思うこと色々書いてます。今年は空と結婚し、新たな生活が始まりました。

ロシア陸上・リオオリンピック出場認めず

 スポーツ仲裁裁判所(CAS)は21日、組織的なドーピングでロシア陸連が国際陸連(IAAF)から資格停止処分を科され、ロシア選手全てが原則として国際大会に出場できないことを不服としたロシア人選手68人の訴えを棄却しました。CASは、資格停止を受けているロシア陸連の選手はIAAF規則で開催されるリオデジャネイロオリンピックに出場する資格はないとの裁定を下しました。

これで、IAAFが認めた二人を除くロシア陸上選手はリオデジャネイロオリンピックに出場できなくなりました。国際オリンピック委員会IOC】はCASの判断を考慮するとしており、24日に開く臨時理事会でロシア選手団全体の除外する可能性が高くなりました。IOCは「最低は精査して、数日以内にロシア選手のリオデジャネイロオリンピック参加可否について決定する」との声明を出しました。

ロシアのムトコスポーツ大臣は「CASの決定は主観的・政治的でいかなる法的根拠もない」と批判しました。

世界反ドーピング機関(WADA)は18日、調査チームの報告書を発表し、ロシアが2014年ソチオリンピックなどで国家主導のドーピング恩弊工作を行ったと認定し、リオデジャネイロオリンピックからロシアを除外するようするようIOCに勧告しました。IOCは19日の臨時理事会では、法的視点からのせいさが必要として、ロシア選手団の出場可否判断を先送りしました。

IAAFは昨年11月にロシア陸連に資格停止処分を貸して組織改革を求めましたが、今年6月に対策が不十分として処分を除外せず、ドーピングに関与していないと証明できた個人資格での参加を認めました。そのため、ドーピング問題を告発した女子中距離のユリア・ステパノワ選手・国外を練習拠点とするダリア・クルシナ選手はリオデジャネイロオリンピック出場を認められましたが、女子棒高跳び世界記録保持者のエレーナ・イシンバエワ選手らはIAAFに申請を却下されました。

この問題、ロシアのスポーツ界全体を揺るがす問題になっていますが、果たしてIOCの最終決定はどのようなものになるんでしょうか。ドーピングは公正・公平でなければならないスポーツの場において絶対にあってはならないことです。禁止薬物を使って出場して、いい結果が出たとしても、本当に心から喜べないでしょうし、繰り上げで順位が上がった選手も素直に喜べないと思います。やっぱりスポーツ界からはドーピングは一掃してほしいと思います。

それと、国外に練習拠点を置いているダリア・クルシナ選手に対して、明らかに嫌がらせ・脅迫とも受け取れる内容のSNSを使った心無い書き込みが多数寄せられているのも、悲しい現実だと思います。裏切者などの心無い書き込みが多数寄せられているということですが、このような行為は今すぐにやめてもらいたいです。ドーピングに関与していないことが証明されたのであれば、精いっぱいの応援をしてあげてほしいと思います。

それにしてもロシアン選手団がオリンピックに出場できないとなると、いまいち盛り上がりに欠けてしまうのではないかと思います。陸上に限らず、いろんな種目でメダルを獲得してきましたからね。ドーピングがオリンピックに落とす暗い影。ドーピングにかかわった関係者はスポーツ界から永久追放されるべきです。