sakura542gouのブログ

日々思うこと色々書いてます。今年は空と結婚し、新たな生活が始まりました。

ロシアの東京オリンピック出場除外

 開幕まで8か月に迫った東京オリンピック。その開幕に水を差すようなニュースが飛び込んできましたね。世界反ドーピング機関(WADA)は25日、ロシアの国ぐるみの不正に絡む検査データ改ざん問題で、ロシア選手を東京オリンピックパラリンピックや各競技の世界選手権など主要大会から4年間除外する内容の処分案を12月9日の常任理事会に諮ると発表しました。2018年ピョンチャンオリンピック同様、潔白の証明など厳しい基準を満たした選手の個人資格での出場は認めるそうです。

 東京大会組織委員会の関係者は26日「頭が痛い問題だ」と述べ、薬物問題を引きずったまま大会を迎えることが濃厚になり困惑を隠せなかったという事です。処分案は、国旗の使用・主要大会の開催や承知のほか、ロシアオリンピック委員会(ROC)とロシアパラリンピック委員会(RPC)の幹部、ロシア政府関係者の主要大会への関与も4年間禁じます。すでに開催が決まっている大会は剥奪し、32年夏季オリンピック招致も認めいないという事です。ロシア反ドーピング機関(RUSADA)のコンプライアンス(法令順守)審査委員会は、17年に内部通報者から情報提供があった問題個所が、今年にRUSADAから得たデータは削除されていたなどと指摘。解散内容は「極めて深刻」と断定し、常任理事会にRUSADAの「不適格組織」認定を求める勧告をしています。問題長期化の背景には、国際オリンピック委員会(IOC)が厳格な姿勢を貫けなかったことにあるとしています。リオデジャネイロ大会では、国ぐるみでの不正が認定されていたにもかかわらず、出場可否を各競技の国際連盟にゆだね、平昌大会ではROCを資格停止としましたが、大会後すぐに解除しました。WADAは権限を強化して規定を順守しない国の主要大会参加を排除できる基準を設けており、昨年9月に資格停止処分を解除されたRUSADAから提供されたデータの解析を進めていました。

 

この問題、平昌大会でも大きな問題になりましたが、いまだに解決してなかったんですね…。これじゃあ、きちんとルールを守ってオリンピック出場を目指してきたロシアの選手があまりにも可哀そうですよね。確かにオリンピックで金メダルを獲得したり、主要な国際大会で優勝するなどしたら、国威発揚にもつながりますし、その選手を巡って多額のカネが動きますからね。恐らく選手を金儲けの道具としてしか見ていないロシアのスポーツ機関が、このような不正を公然と行っていたのではないかと思いますが、なんともやるせないですね…。私としてはスポーツ大国のロシアの選手が参加できれば、より白熱した名勝負が繰り広げられるのではないかと思います。

 この問題も、リオデジャネイロ大会の前に、ロシア国内の内部通報によって明らかになったことなんですよね。ロシアの選手はこれから東京オリンピックに向けて、自分で身の潔白を証明しなければならないなど、厳しい参加基準をクリアーしなければいけませんが、出来るだけ多くの選手が参加できるようにと願うばかりです。