sakura542gouのブログ

日々思うこと色々書いてます。今年は空と結婚し、新たな生活が始まりました。

三江線乗車記パート3

昨年末に日帰りで旅した三江線の乗車記の続編です。石見川本を13:43分に発車した江津行きは、川本町の中心市街地を抜けると、再び人家のまばらなところへと入っていきます。石見川本を出ると、終点の江津まで列車交換ができる駅がないため、対向の浜原行きが到着するのをまって発車して、江の川に沿って走るわけですが、このあたりまで下ってくると、流れも緩やかになり、川幅もだいぶ広がってきます。
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石見川本の次の因原の駅名標剣舞の愛称が付けられています。
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因原から石見川越の間で眺めた江の川
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石見川越の駅名標頼政の愛称が付けられていますが、源頼政と何か関連があるんでしょうか?
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江津本町を出発して、終点の江の川に差し掛かったところです。前方に見える橋は国道9号線山陰本線の鉄橋です。ここから三江線は急カーブを描きながら、江津駅に入ります。
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時雨模様の江津駅に到着した三江線のキハ120。このあと、15:17分発の三次行きとして折り返していきます。
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赤い石州瓦の産地としても知られる町として、このような碑も設置されていました。
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そして、改札わきでひときわ目立っていたのがこれ。かなり手の込んだ置物です。
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三江線の存続を願うかのように、虹のアーチがかかっていました。それもダブルレインボー。きれいでした。
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三次到着すると、芸備線の19:23分発の備後落合行きが停車していました。かつては、木次線伯備線を経由して、山陰地方各地と山陽本線を結んでいた急行列車が発着していた区間ですが、芸備線も三次より東の区間は、完全な過疎のローカル線と化してしまいました。

三江線に乗ってみて思ったのが、沿線の景色の素晴らしさを生かし切れていないということでした。地方のローカル線には、沿線の景色の素晴らしさを売りにして、活性化を図っている路線が各地に存在しますが、なぜそれを生かそうとしないのか?という疑問を感じました。江の川の流れを眺めながら、近頃各地で誕生している、沿線の料理を食べさせる列車を走らせてもいいですし、今後トワイライト瑞風が走り出したら、三江線沿線に旅客が向かうようなダイヤを組んでもいいと思います。そのときは、車両を改装して、観光向けの専用車両を投入してもいいと思います。赤字だから沿線の利用が見込めないのであれば、各地から観光客を呼び込めるような施策をとってみて、それでもだめだったら廃止というのも仕方がないかと思いますが、何の施策もしないで利用が少ないから廃止しますというのは、あまりにも短絡的すぎる気がします。