黒部峡谷鉄道の
トロッコ列車に揺られてやってきた
欅平。ここは大勢の観光客が利用するので、駅のホームも長く、列車が発着するたびに、大勢の観光客でにぎわいを見せています。私たちは次に乗る列車まで時間があるので、大型のコインロッカーに荷物を預けて、駅周辺を散策。
黒部川を渡る川風が心地よくて、爽快でした。夏だというのに、雪渓が残っていて、この地方の冬の自然の厳しさを垣間見たような気がしました。この
黒部峡谷鉄道も、冬は豪雪に覆われるため、列車は運休し、線路も保守の手間を省くために、一部を除いて架線と一緒に撤去されるんですよね。そんな
欅平の駅に降り立つと、聞こえてくるのは、
セミの鳴き声と、大勢の観光客の声と、列車の発車を案内するアナウンスと、豪快に流れ下る
黒部川の激流の音。川伝いに片道2キロほどを歩いてみました。
駅の上に設置された展望台から眺めた
黒部川と
黒部川に架かる橋。
黒部川が刻んだ深い谷が見えます。
透き通ったエメラルドグリーンに光る清流がきれいですねぇ。
一番下の草が生えていない、茶色くなっているところはすべて雪で覆われているところです。夏だというのに、これだけ雪が残っているんですね。
水しぶきを上げて流れ下る
黒部川。川というより、渓流瀑にも見える私です。
駅からかなり離れたところまでやってきました。ここまでやってくると、人間が出す人工的な音は全く聞こえません。聞こえるのは、観光客の話声と、鳥のさえずりと
セミの鳴き声・川が流れ下る水の音だけです。
冬の寒さが厳しいこの地域では、お盆休みの頃に
アジサイが咲くようですね。
川岸に降りられるところが駅の近くにあるので、川岸まで降りてみました。勢いよく流れる激流に圧倒されそうでした。
昼食時を迎えておなかがすいたということで、
欅平の駅の近くで昼食。息子はラーメン・私はうどんと鱒の鮨のセットを頼みました。富山に来たら鱒の鮨はやっぱり食べておきたいですね。この後は、
宇奈月まで戻って、
宇奈月温泉駅まで歩いて、新黒部で乗り換えて、
北陸新幹線で軽井沢へと向かいます。なので、この日は
青春18きっぷはお休みで、出番なしでした。