敦賀を発車したしらさぎ57号は、JRの在来線の地上にあるトンネルの中では一番長い北陸トンネルに入ります。この北陸トンネルが開通するまでは、杉津峠を越えて急こう配を上り下りしていたんだそうですが、関西と北陸地方を結ぶ最重要幹線の輸送の隘路となっていた区間で、輸送力の向上のために掘られたトンネルで、抜けるのに、特急列車でおよそ7分かかります。そして北陸トンネルを抜けて、武生・鯖江と停車して高架になった福井に到着。ここでかなりの乗客の入れ替えがあって、芦原温泉・加賀温泉では明らかに観光客と思われる乗客が下りていきました。そして工業都市として知られる小松を発車して、松任を過ぎると17:50分定刻に金沢に到着。北陸新幹線が開業して、私が以前訪れた時とは、ずいぶんとイメージが変わっていました。
そして北陸新幹線に乗り換えて、黒部宇奈月温泉まで乗車します。乗った列車ははくたか576号。軽井沢までの各駅と、高崎・大宮・上野に停車し、21:16分に東京に到着する列車です。車両はJR東日本仕様のE7系。白地に青い色が目立つ車両です。
車内は落ち着いてインテリアでまとめられています。外観はE7系のロゴが目立ちますね。
新幹線の進行方向右側の風景。遠くに見える山並みが、これからの旅の楽しみを一層掻き立ててくれます。
富山では下りずにもう一駅先に進んで、黒部宇奈月温泉で下車。ここで富山地方鉄道本線に乗り換え。駅名は新黒部となっていますが、北陸新幹線との乗換駅で、歩いて数分のところに駅が造られています。そしてほどなくしてやってきた宇奈月温泉行の列車。この列車に乗り込みます。
黄色に緑を配した塗装は、富山地鉄ではよく見られる塗装です。この列車に揺られて初日の宿泊地宇奈月温泉に到着。
旅館の方が、出迎えてくれました。そして旅館喜泉で食べた夕食がこれです。
豚しゃぶに甘エビなどの刺身にそのほかいろいろとついておいしかったですよ。初日からリッチな夕食をいただいた私たちです。