2003年3月20日。この日は息子の年中としての最後の登園日で、終了式が行われた日です。幼稚園での2年が過ぎたことになりますが、この間いろんなことがありました。中でも今でも一番強烈に残っているのが、息子行方不明事件。あの時は、私は仕事を終わって帰ってから話を聞いたんですが、変な奴に誘拐とかされずに済んで本当によかったと思う私です。そして年中最後の担任の先生の連絡帳への書き込みは
3月20日
いよいよK君も年長ですね。1年間、いろいろなことがありましたが、思い返してみても、やっぱり私はK君の担任でよかったと思います。卒園を見届けられないのがとても心残りではありますが、プライベートで今度は関らせてくださいね。
私はK君は年長になっても、いっぱいいっぱい成長されると思っています。陰ながら応援させてください。頼りない担任だったと思いますが、一年間ありがとうございました。
と書かれています。先生は3学期の終了式･そして卒園式が終わるとご結婚のため、教職員の職を辞されました。そして、四国のほうに嫁いでいかれました。今、息子に再会したらあまりにも大きくなりすぎてびっくりするだろうなぁと思います。息子が卒園して早くも来年の3月で11年。その間に息子の身の回りでも数多くの生活環境の変化がありました。特に親の離婚と言うのは、環境の変化への対応が難しい自閉症を抱えている息子にとって大きな負担だったと思います。それでも、今まで何とかやってこれたのは多くの皆さんの助けがあったからだと思います。
その一方で、元嫁から先生に対するねぎらいの言葉などは連絡帳には書かれていません。電話などでお礼の言葉を言ったのかもしれませんが、その点はどうなんでしょう。
こうして年中でのすべての日程を終えて、息子は春休みに突入したのでした。春休みに入ると、まだ幼稚園に行っていない次男と接する時間も増えて、兄弟げんかをしたり、」一緒になって悪戯をしたり･･･何かと目が離せない二人なのでした。
