昨日のNHKニュースウォッチ9で中高年で、覚醒剤などの焼くぶつに手を出して検挙されるケースが近年増加しているそうです。この前の土曜日は人気デュオのCHAGE&ASKAのASKAこと宮崎重明容疑者が覚醒剤取締法違反の容疑で逮捕され、自宅からは注射器などの道具も見つかったほか、覚醒剤の検査キットも見つかっており、日常的に使用していたのではないかと見られています。そしてその前は、福岡県春日市の小学校の校長が同じく覚せい剤を所持していたとして逮捕されるなど、中高年の薬物依存が増えているそうです。
40～50代となると、いろいろと不安や悩みなどを抱えやすくなる年代だと思います。この年代だとプライベートでは子供が反抗期を迎えて、親に反発するなどの問題もあるでしょうし、会社では自分より後輩のほうが圧倒的に多くなる年代で、職場の環境も変わったり、中間管理職にもなると、上から叩かれ、下からつつかれという大変な時期だろうと思います。そして、50代も後半になると定年という会社勤めのゴール地点も見えてきて、その後をどうするかという不安も付きまとうと思います。そんな不安をかき消してくれるのが覚醒剤だというのであれば、それはまやかしでしかありません。そのときはよくても結局自分の体をぼろぼろにして、人格を破壊し、そして残された人生を棒に振ってしまうのが覚醒剤をはじめとする脱法ドラッグです。このような恐ろしいものに手を染める前に、家族や大切な友人、職場の同僚などの顔を思い出してみてください。そして自分の人生を大切にしてください。
