昨日の夕方飛び込んできた、女優の沢尻エリカ容疑者の麻薬取締法違反容疑での逮捕のニュース。容疑は自宅で合成麻薬MDMAを所持していたという事でした。沢尻容疑者は「私の物に間違いありません」と容疑を認めているという事です。
警視庁組織犯罪対策5課によりますと、警視庁の捜査員が16日午前8時過ぎに沢尻容疑者の自宅マンションを家宅捜査したところ、白いカプセルに入ったMDMA約0.09グラムが見つかったという事です。自宅の棚にあるアクセサリーケースの中にアッとそうです。午後1時31分に緊急逮捕しました。
同課は尿検査を行っており、使用の疑いでも調べるという事です。官邸には数日かかるそうで、携帯電話も押収し、入手先などぉ追及する方針です。沢尻容疑者は取り調べに対しては素直に応じているという事です。
沢尻容疑者を巡っては、来年の大河ドラマへの出演も決まっていて、影響が広範囲に及ぶものとみられています。
公式サイトによりますと、沢尻容疑者は1986年4月、東京都生まれ。2002年にフジテレビ・ビジュアルクイーン・オブ・ザ・イヤーに選ばれ、04年「問題のない私たち」で映画デビュー。朝鮮学校を舞台にした05年の映画「バッチギ!」のヒロイン役で日本アカデミー賞新人俳優賞などを受賞。
テレビドラマにも多数出演し、05年放送の「1リットルの涙」で難病の少女を好演。07年に映画の舞台あいさつで、司会者の質問に対して「別に…」と不機嫌そうな様子で対応したことが物議を醸しだしました。私生活では09年に映像作家の男性と結婚しましたが、13年に離婚。
12年の映画「ヘルタースケルター」で日本アカデミー賞優秀主演女優賞を受賞し、NHK大河ドラマ「麒麟が来る」には主人公・明智光秀の主君である斎藤道三の娘(後に織田信長の妻)・帰蝶(濃姫)役として出演する予定でした。
来年1月の放送開始に向けて6月から撮影に入り、記者会見で「すごく現場が楽しい。どんなシーンが撮れるか楽しみ」などと意欲を語っていました。NHK広報局は逮捕後、新聞の取材に「事実化関係を確認しており、今後の対応は検討中」と話しました。
またもや著名人の薬物をめぐる逮捕者が出ましたね…。今年に入って、ピエール瀧被告・元タレントの田代まさし容疑者などが逮捕されるなど、芸能界を巡る薬物汚染の実態が次々に明るみに出ていますが、なぜこういった薬物に手を染めてしまうんでしょうか。薬物は最初天使の笑顔を見せて、薬物が切れると地獄の顔を見せると言われます。恐らく何らかのプレッシャーやストレスから逃れるために、さいっほは軽い気持ちで手を出してしまうのではないかと思いますが、「自分は大丈夫だろう」とか「一回だけなら大丈夫だろう」などと言った安易な気持ちで薬物に手を染めてしまって、やめられなくなってしまうのかもしれませんが、あのようなものに手を出して絶対にやめられるはずないと思います。以前も書きましたが、著名人の薬物依存のニュースは広範囲に影響を与えます。もちろん小さな子供にも少なからず影響を与えてしまいます。今日のニュース報道によると、今回の逮捕の影響で生じる賠償額は、少なくとも5億円以上になるとの報道もあります。たった一回の過ちによってこのような大きな影響を与えることを著名人だけでなく、多くの人が心に留める必要があるのではないかと思います。
