まずは朝、軽井沢駅で写した構内に静態保存されているEF63型電気機関車。この機関車は碓氷峠を通過する列車の補助機関車として、活躍した機関車で、軽井沢と峠のふもとの横川駅では、機関車の連結・切り離しのため、必ずどの列車も停車していました。そしてここで有名なのが峠の釜飯ですよね。お弁当の入っている器も益子焼で焼かれたものだそうです。
長野では名古屋へ向かう383系特急しなのが発車待ちでした。一昔前までは381系が活躍していたんですけどね。
長野で乗り換えて妙高に乗車。さすがに特急車両を使っているだけあって、車内のすわり心地は上々。黒姫や妙高高原といった著名な観光地を通ってスイッチバックの残る二本木に到着。かつては各地に存在したスイッチバックの駅も、車両の性能向上や、保守点検にかかるコストなどの問題から姿を消しつつあります。
妙高連山を見ながら次第に高度を下げて、私は新井で下車。ここからは後続の485系特急車両を使った快速くびきのに乗車。この列車も指定席が連結されており、、しかも停車駅は直江津を出ると新潟まで特急とほとんど変わらない、かなりお得な列車です。
直江津から信越本線は日本海縦貫線の一部を担当するので、貨物列車の行き来が多くなります。北陸本線や羽越本線の村上以北が交流電化されているので、交流・直流両用の機関車が投入されています。その信越本線、直江津から先柏崎までは日本海沿いに走るので、進行方向左側の席がお勧めです。この時期夏の海水浴シーズンを迎えているというだけあって、ところどころで見られる海水浴場は大勢の人で賑わっていました。そして柏崎からは越後線を分岐して、長岡目指して内陸へと入っていきます。そして、長岡の一つ手前の宮内で上越線と合流。ここから先は昔は特急ときに新潟より先に向かういなほが頻繁に走っていたんですが、今は新幹線の開通により大幅に特急列車の運転本数も減ってしまいました。