本当に真ん丸い月ですね。模様もきれいにくっきりと写ってくれました。兎の餅つきもはっきり見えますね。
中秋の名月
b今日は十五夜。中秋の名月ですね。皆さんお月見は楽しまれましたか?私も仕事から帰って月見団子を食べたあと、外に出て秋の虫の音を聞きながらしばし煌々と光る満月を眺めてました。やはり秋の澄んだ空気に満月はよく似合いますね。昔は街灯などもなく今よりもっと夜は暗かったと思いますので、今より月の光が際立っていたのではないでしょうか。さて、この月なんですが、毎年3,8センチずつ地球から遠ざかっているというのをご存知でした?なぜかというとつきと地球はお互い引力で引っ張り合っています。そして月が地球に及ぼす一番大きな影響が潮の満ち引き。これを潮汐力といいます。この潮汐力によって海水が動くたびに地球の表面と海水の間で摩擦が起こり、地球の自転速度は遅くなります。そのぶん、地球からの引力が弱くなって、月が自転するときに働く遠心力によって、月は毎年わずかずつではありますが、離れていっているのです。このため何億年か後には日食は部分日食か金環日食しか見られなくなります。逆に言えば何億年もの昔は皆既日食か部分日食しか診られなかったことになります。そして月が地球に近いところを回っていたので、今よりもはるかに激しい潮の満ち引きが起こっていました。そうまるで洗濯機の中にいるような。このおかげで地球に降り注いだ生命の元が地球の海全体に満遍なくいきわたりその後の生命の進化に大きな影響を与えたそうです。今宵月を眺めながら太古の昔の地球に思いを馳せるのも一興かも知れませんね。