sakura542gouのブログ

日々思うこと色々書いてます。今年は空と結婚し、新たな生活が始まりました。

オリンピック総会で示した公約は守れるか

 先日のブエノスアイレスでのオリンピック総会で2020年夏のオリンピックは東京開催に決定しましたが、この総会で安部総理は福島原発の汚染水問題に絡み、記者会見で、状態は安定している。福島原発は収束させるということを述べていましたが、本当にこの記者会見で述べた公約は守れるのでしょうか。この記者会見は、オリンピック総会という国際総会の場で述べたものであり、日本国内での公約ではなく、国際公約となります。スポーツ専門家の話では、2019年にはオリンピックのプレ大会などが始まり、それまでにオリンピック委員会の視察などがあるため、2018年にはこの問題を終結させる必要があるといいます。となると、残された時間はあと5年ということになります。この5年間で原発史上最悪とも言われる福島原発事故を収束させることができるのでしょうか。
 大きな被害を出したチェルノブイリ原発は未だに甲状腺がんの発症率が高く、深刻な健康問題となっています。放射線という目に見えないものを相手にするのですから、迅速に的確に国が陣頭指揮を取っていかないと公約は果たせなくなってしまいます。オリンピックに参加する選手や大会関係者が安心して競技に望めるように、国は原発を推し進めてきた責任を取って対応する必要があると思います。果たして安部総理は公約を守れるのか、それとも嘘つきのレッテルを貼られるのかどっちなんでしょうか。
 私は状態はコントロールされていると総理が発言したことについて疑問符を感じます。本当にコントロールされているんだったらなんで汚染水が漏れ出すの?本当は制御不能な状態に陥っているんじゃないの?そう感じましたが、このことには一切言及していません。また、健康面で、今までも、これからも問題ないと述べましたが、それは東京というオリンピック会場についてのことであり、福島原発事故で避難を余儀なくされている人の中には、なれない環境のため体調を崩す人も出ています。そりゃ、総理は東京という原発から遠く離れたところにいるわけですから健康面で不安を感じることはないでしょう。しかし、被災地に行ってみるとよくわかるんですが、実際には被災地の復興はまったく進んでいないのが現実です。慣れない所に避難している人の気持ちにも寄り添ってほしい。そう思う私です。