まずは前回の答え合わせからです。前回は、ある作曲家の名前を当てる問題でしたが、答えはフランツ＝シューベルトでした。音楽の才能に恵まれながら、31歳という若さで亡くなった彼が残した曲は、今も人気がありますよね。
では今回の問題。今回はある星を、星の実際の明るさがどれくらいかを示す距離(32.6光年)に持ってきて、もしその星が超新星爆発を起こしたらどうなるのか?という問題です。そのある星というのは、地球から最も遠くに離れたところに位置する一等星、白鳥座のデネブという星なんですが、この星、地球から見れば真夏の夜を彩る夏の大三角の一つとして有名な一等星で、距離は地球から1400光年離れています。地球から見た見かけの明るさは1.2等星で、青白く光っているのが特徴です。ではこの星を地球から32.6光年のところに持ってきたとして、そのデネブがもし超新星爆発を今起こしたとしたら、32.6年後、地球はどうなるのかを当ててください。ちなみに32.6光年の位置にデネブを持ってきたとしたら、満月並みの明るさになるそうです。恐らく今デネブが大爆発を起こしたとしたら、1400年後、もしデネブの自転軸が地球の方を向いていたら少なからず影響があるでしょうね。
