まずは前回の答え合わせからです。前回は、なぜ地球は一日一回、回転(自転)しているのかという問題でしたが、これは地球が誕生したころにまでさかのぼります。地球は数多くの微惑星が衝突と合体を繰り返して誕生したとされていますが、その衝突の時のエネルギーによって加えられた運動エネルギーによって、惰性で回転しているというのが正解です。現在、地球はほんのごくわずかずつではありますが、月との間で働く潮汐力によって、回転にブレーキがかかっており、自転速度が遅くなっています。恐竜が繁栄していたころの地球は、およそ21時間で回転していたと考えられておりますが、現在の地球はおよそ23時間56分で一回転しています。
では今回の問題。今回は重さに関する問題です。1㎏の重さの基準となるのがキログラム原器。1875年に重さの統一をはかるために作られました。直径と高さは39ミリで、フランスのパリ国際度量衡局に保存されており、同じ構造の物が40個作られて、各国に配られています。ではこのキログラム原器に使われている金属は一体何?ちなみに合金なので2種類の金属が使われています。