今、臨時国会は衆議院の解散総選挙をめぐって対立する構図を呈していますが、なぜこのじきに解散総選挙が必要なの?と言う思いが私はします。東日本大震災からの復興は遅々として進まず、福島原発周辺は復興の筋道すら立てられない状況にあります。また、赤字国債発行法案が成立しないため、そのしわ寄せが地方に押し寄せて、金融機関から借金をしなければならない自治体も出てくるなど、大きな影響が出ています。また、ヨーロッパの信用不安が大きな要因の経済不振も喫緊の課題として重くのしかかっている状態ですし、北朝鮮の指導者が金正日から変わったため、拉致被害者を救出する絶好のチャンスが訪れていると言うのに、そのチャンスを生かさないまま、拉致問題担当大臣がころころ変わって拉致被害者家族の神経を逆なでするような政局が続いています。こんなときに本当に衆議院の解散総選挙をやっている場合かと思います。自民党が主張しているのも、私から見ればただ単に自分たちが政権奪還したいだけで、政権の座に着くと国民との約束であるマニフェストは雲散霧消してしまうのは目に見えてます。また、民主党もはじめからできるはずもないマニフェストを掲げて大幅に議席を増やしたはいいけど、結局自民党とやってきたことが変わらなかったという失望感があるだけです。
私が小学生のころは総理大臣が誰で、各省庁の大臣が誰でと言うのをすらすらいうことが出来ました。いうなれば政治家の顔が小学生にも見えていたということです。今の政治家の顔は国民のほうに全く向いてません。