福岡県内で暴力団同士の対立抗争が激化して久しくなります。今回改正暴力団対策対策法が30日に施行されます。きっかけは昨年3月の九州電力会長・西部ガス社長宅に手投げ弾が投げ込まれた事件がきっかけですが、この後も暴力団が深く関係した事件が福岡市や北九州市を中心に頻発しています。暴力団の入店を拒否した飲食店の関係者が襲撃されたり、トラブルを解決ために支払いを要求したりする事案が多く発生してます。
今回の大きな法改正の大きなポイントは不当な要求を拒否した企業などを襲撃する暴力団を「特定危険指定暴力団」、対立組織と抗争事件を繰り返す暴力団を「特定抗争暴力団」に指定し、不当な要求行為があれば即逮捕できるようになった点です。特定危険指定暴力団には工藤会・太州会が指定される可能性が高いそうです。また、特定抗争暴力団には道仁会・九州誠道会が指定される見通しだそうです。
しかし問題点も合えると思います。不当要求をされた被害者が警察などの捜査機関に通報した場合、報復を受けないかということ。