昨年末に週刊文春が報道した、人気お笑いコンビダウンタウンのまっちゃんこと、松本人志さんの飲み会の席での一般女性に対する性加害疑惑。まっちゃんは先日五億五千万円の損害賠償請求を裁判所に提訴しました。昨日のテレビでは、これから先の芸能活動で得られたであろう、逸失利益の意味合いがあるのではないかと話してました。レギュラー番組をたくさん抱えていたため、芸能活動をやめて裁判に集中するとなると、時間もかかるため、その間のギャラの支払いと考えられるんかなぁとも思います。
その一方で、被害を訴えておられる女性もいるわけで、報道によると、2015年末の飲み会の席でのことだそうです。なんでそんな前のことを今になって訴えるのか？という意見もありますが、自分の被害を訴えていくのには、ものすごいエネルギーが必要なわけで、私もいじめ被害やDV被害をSNSやブログで打ち明けるのには、かなり悩みましたし、実際に批判や否定的なコメントもたくさん受けましたが、私は誰1人私と同じ思いをしてほしくないという思いで過去の自分に起きたことを発すると決めて、家族や周りの人や、メンタルクリニックの先生、あるいは離婚の時にお世話になった弁護士の先生の助言やアドバイスを受けて、発信している次第ですが、この被害を受けたと言われておられる方も、こうして発するまでかなり葛藤があったと思いますし、悩んだと思います。その一方で、まっちゃんや吉本興業は否定というか、まっちゃんは裁判に全力注入するとしていますし、吉本興業は事実関係を精査するとしています。事実は裁判の場で明らかにされると思いますが、名探偵コナンではないですけど、事実は一つしかないわけですから、きちんと事実を明らかにしてほしいですね。女性が被害を受けたというのが事実なのであれば、誠心誠意女性に対して謝罪と被害回復のための補償をしなければなりませんし、なかったのであれば、報道した文春側が損害賠償をしなければいけないですからね。
ただ、性犯罪やDV、いじめなどの過去の犯罪に時効はないんだということをみなさんにも知ってほしいと思います。加害者側から見れば、もう済んだことなのかもしれませんが、被害を受けた側は何年も、何十年も苦しまなければならないんです。それをわかってほしいなと思い、取り上げました。
