大きく報道されている、ジャニー喜多川氏による、性加害行為の問題。昨日クローズアップ現代で、ずいぶん前からジャニー喜多川氏による性加害行為が報道機関の間で認識されていたにもかかわらず、これまで取り上げてこられなかったことに対する、検証が放送されてました。報道機関やスポンサーによる、国内最大の芸能プロダクションであるジャニーズ事務所に対する忖度や、取り上げてはならないという暗黙の了解が、被害をここまで拡大させた大きな要因とされました。
これと似たような関係性があると思うのが、統一教会の問題。あれだけの被害が確認されていたにも関わらず、報道機関は1990年代前半に合同結婚式の異様なイベントが大きく報道されてましたが、一過性の報道で終わってしまい、その後は全く奴らのやってる、えげつない献金や容赦ない洗脳の実態が全く報道されることなく、野放しになってました。なぜ報道されなくなったのか。それは日本の政治経済に深く根を張り、政治的問題・経済的問題に発展するのを危惧したり、何らかの忖度があったからだとも言われています。統一教会の問題とも、安倍元総理が銃殺されて以降、厳しい生活を強いられている信者の周りの家族や、二世の人たちの悲惨な生活の実態が明らかになって以降、連日報道されてましたが、それも今はすっかり下火になってますよね。
報道機関が大きく取り上げることで、防げた被害もあったと思います。報道機関は、弱者や被害を受けた人の味方でなければいけません。その役目を果たせないのであれば、日本の報道機関の死を意味します。
ジャニーズ事務所の問題についても、統一教会の問題にしても、報道機関は、しっかりと見張ってるぞと、警告を発し続けてもらいたいと思います。
