昨日、Amazonから、嵐の二宮和也さんが主演された、シベリアでの抑留された方々の過酷な運命を描いた、ラーゲリーより愛を込めてのDVDが届きました。なにせ、上映時間が2時間以上ある大作ですので、途中までしかみられなかったんですが、昨年末に映画館で見た時の、日本に必ず生きて帰ると言う強い信念のもと、抑留されているみんなを励まし、辛い運命を共にするみんなの精神的支柱になった、山本幡生さんの生き様を描いた、感動が再び蘇ってきました。
シベリア抑留では、非人道的扱いが各地で行われ、人間が人間らしく生きられない厳しい数々の出来事が平然と行われていて、それでも人間としての心を失うことなく、必死で生き抜いた生き様は本当に感動しました。これ以上はネタバレになりますので、詳しい記述は控えますが、涙なしには見られません。
この物語からおよそ70年が過ぎても各地で戦乱が起きて、捕虜や民間人が非人道的扱いを受けています。集団レイプや虐殺が行われています。山本さんがもし今ご存命だったら、今世界で起きている戦争犯罪をどう思うでしょうか。いつになったら、シベリア抑留のような、悲惨な出来事がなくなるのか。なぜこのような惨たらしいことができるのか。戦争という正義を振り翳すことの恐ろしさがまざまざと伝わってくる映画です。
