明日から始まるG7広島サミット。議長国の日本のほか、アメリカ・カナダ・イギリス・イタリア・フランス・ドイツの首脳が、広島市の宇品島に集まって、いろんな国際的課題について話し合うことになります。国際経済や気候変動や食料問題、ウクライナ侵攻に対するロシア制裁の強化などが主要な議題になるとみられます。
G7が広島という、人類が初めて経験した核兵器による惨禍に見舞われた都市で開催されることの意義。それは核兵器は人類をはじめとする、地球上のあらゆる生命とは共存できないということを世界に発信する絶好の機会だと思います。開催期間中に、参加各国首脳は原爆資料館に行くとのことが発表されました。原爆が投下された1945年8月6日午前8時15分に何が広島で起きて、そこにいた人がどのような惨状を味わったのか、何をもたらしたのか、つぶさにその目で見て、被曝された方々がどのような思いを抱いて生きてこられたのかその耳で聞いて、その思いを持ち帰ってもらって、核軍縮に向けて行動に移してほしいなと願います。
そして、ウクライナ侵攻に関して、ロシアのプーチンが核の使用をちらつかせながら揺さぶりをかけていますが、決して核の脅しには怯まない態度を見せてほしいなと思います。
