この前、出生数に関連して、衝撃的な数字が発表されましたね。昨年の新生児が80万人を下回ったと速報値で発表されました。あらゆる報道を見ていると、政府の予測よりも11年早く少子化が進行していると言うことでした。
岸田総理は子育て予算倍増と新年度予算を称してますが、果たしてその予算はどうなのか？と言う気がします。なんかお金をつければ子供を産んでくれるだろうと言う思惑が透けて見えるような気もします。
私の職場でも20歳前後の若い同僚もたくさんいますが、みんな一様に結婚は難しいかなと話してます。それはなぜかと言うと、給料の安さ。私を含めて、障害者支援チームはみんな非正規雇用の有期雇用で、賃金は時給制で手取りは月に10万円前後。大型連休のある月は10万円を切るくらいで、貯金はとてもできなくて、結婚も子供を産んで育てると言うビジョンが描けないと話してます。
今は国内で働く人の多くが非正規雇用で仕事していて、低い賃金で働いています。それも副業も禁止されていて、厳しい生活を余儀なくされている実態が見え隠れします。
政府は同一労働・同一賃金をうたっていますが、まだそのような制度を整えている会社は少ないのではないかと感じます。私は正規従業員も非正規従業員も同じ賃金体制をとることを法的に規制すべきで、大手企業からまずは先手を打つ形でまず初めて、猶予期間を挟んで中小企業に当てはめる形を取るようにして、数年後には働く人全てが正規従業員と同じ雇用形態で安定した収入を得られるようにしないと、若い人が結婚や子供の出産という未来を思い描くことができないのではないかと思います。
みんなが正規従業員として働いて、収入が増えたら、みんなの購買意欲も高まり、経済の好循環も生まれるのではないかと思います。
