先週末、70年に渡りイギリス女王としての重責を果たしてきたエリザベス女王が逝去しました。
亡くなる二日前には新たに就任したトラス新首相の任命式をエディンバラで行い、公務を果たされた直後だったので驚いたんですが、最後までご自身に与えられた公務を果たされて、その姿に凛とした雰囲気を感じますね。
エリザベス女王は、どことなくユーモアもあり、気さくなお人柄から、女王というよりも、私はどこにでもいるような、ごく身近なおばあちゃんという感じが強い人だったなと思います。
でも、イギリス王室を襲ったスキャンダルなどには毅然とした態度を示し、間違ったことはきちんと正すような、優しさとユーモアと厳しさを併せ持った人でしたね。
外交でもプロの外交官が行わないような、各国の文化や伝統に対して、敬愛の念を表し、国際交流を担うなど、世界にも愛される人でした。
私が一番印象に残っているのが、1982年に行われたチャールズ皇太子とダイアナ皇太子妃の結婚式。バッキンガム宮殿で行われたロイヤルウェディングをテレビで見てましたが、エリザベス女王の身に纏われた優雅な衣装とスピーチですね。
長い間の公務お疲れ様でした。あなたが残された思いは多くの人に受け継がれていくと思います。今は天国で、先に旅立って行かれたフィリップ殿下と再開された頃でしょうか。どうか安らかにお眠りくださいね。