sakura542gouのブログ

日々思うこと色々書いてます。今年は空と結婚し、新たな生活が始まりました。

天皇陛下・生前退位の意向

 昨日、日本中を駆け巡ったこのニュース。天皇陛下が生前に天皇の位を皇太子さまに譲られる『退位』の意向を持たれていることが宮内庁関係者の話で分かりました。これを踏まえて、政府は皇室典範改正なども視野に準備を進めているということです。
 天皇陛下は82歳の高齢で2003年に前立腺がん・12年に心臓のバイパス手術を受けられており、宮内庁でも高齢の陛下への負担を考慮し、公務の在り方について見直しを続けてきました。皇室制度について定めた基本法である皇室典範には、生前の退位の定めはなく、法改正も必要になるということです。
 天皇陛下は1989年1月に7日に即位された後、憲法に従い象徴として国民に寄り添い、皇后さまと公務に当たられてきました。
 戦没者慰霊に尽力され、戦後50年・60年・70年の節目には慰霊の旅として、沖縄や広島、長崎、海外ではサイパンパラオ、フィリピンなどを訪れ、黙とうをささげられてきました。
 高齢の陛下にとって、公務の負担軽減は健康上の問題もあると思いますが、戦没者慰霊の旅は陛下の強い意向もあったとか。陛下もまだ体が動くうちに、皇太子さまへの皇位の継承を考えておられたのかもしれません。陛下の年齢であれだけの公務をこなされるというのは、体力的にも限界に近いのかもしれません。今後はいろいろな法改正も必要になってくるということですが、日本国内では生前退位に関する定めがないというのは驚きでした。海外の皇室や王室は生前退位が普通に行われており、ローマ法王が最近では生前退位しましたよね。
 天皇陛下の意向を最大限尊重し、政府は素早い対応をとることが求められているような気がします