sakura542gouのブログ

日々思うこと色々書いてます。今年は空と結婚し、新たな生活が始まりました。

あの日から8年

 2011年3月11日午後2時46分。東北地方をはじめとする東日本を襲ったマグニチュード9.0の巨大地震と、その地震によって引き起こされた巨大津波の襲来。そして、津波の直撃を受けてすべての電源を喪失して制御不能に陥った福島原発メルトダウンに酔える水素爆発。あの悪夢のような大災害から8年に月日が流れました。街を次々飲み込んでいく巨大な津波。あの映像は見ているだけで恐怖感を覚えました。そして、多くの方々が尊い命を失いました。あれから8年が過ぎて、復興したものとそうでないものがあるように思います。主要な交通インフラは、今月23日に不通になっていた釜石から宮古にかけての鉄道路線が復旧し、JR山田線から三陸鉄道に移管されます。その他、JR常磐線も来年中の復旧の見通しが立って、元の状態に戻りつつあります。その他のライフラインも復旧しました。しかし、まだ復興していないものの一つに、コミュニティーが挙げられるんじゃないかと思います。震災前まで地域のつながりが保たれていた人が、震災によって住まいを失い、仮設住宅に入居してそれまでのコミュニティーがバラバラになってしまい、ようやくコミュニティーが復旧したと思ったら、今度は災害復興住宅に移って再びコミュニティーがバラバラになってしまって、高齢の方を中心に孤独死という悲しい最期を迎えなければならなくなったという話をよく耳にします。今まで築き上げてきたコミュニティーを維持しつつ、災害からの復興を目指すということは難しいのかもしれませんが、なるべく一つの地区がバラバラにならないような復興の在り方を模索しなければいけないような、そんな気がします。
 また、私たちの関心も薄れてきているようだという指摘もあります。私の暮らす地域は南海トラフ巨大地震の被害想定域からは外れていますが、ひとたび南海トラフ地震が発生すれば、私の住んでいる地域でも多くの建物の倒壊や、火災などで大きな被害が出る恐れがあり、東日本大震災は、とても他人事とは思えません。
 改めて地震で亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げますとともに、絶対にこの大災害を忘れないようにしなければいけない・後世に伝えていかなくてはいけないと思います。