sakura542gouのブログ

日々思うこと色々書いてます。今年は空と結婚し、新たな生活が始まりました。

病気になってからわかる普通の暮らしのありがたさ

 私には主に3つ病気を抱えています。まずは元嫁との泥沼のようなDVを受けたことにより発症した躁鬱病とそれに伴う重度の睡眠障害、過労と強いストレスに晒され続けた結果、発症した耳の三半規管の病気、そして発祥原因不明のヘバーデン結節。このうち、躁鬱病と耳の三半規管の病気は元嫁との結婚生活の破綻が少なからず影響を与えており、躁鬱病は発症してからすでに10年の月日が流れています。結婚してた頃に浴びせ続けられた数々の暴言や罵声・罵倒は今も私を苦しめ続けて、小学校のときに味わった地獄のようないじめの記憶とともに、今も私の心を蝕み続けています。ちょっと強い口調で物事を話されると、その時のリアルな映像が頭中に再生されて、頭の中が混乱状態になり、何も考えられなくなり、いつしか「今日仕事で失敗したらどうしよう」「今日また失敗して怒られるんじゃないか」など、常に不安と恐怖に苛まれています。仕事が休みの土日は精神的に心の負担も少ないですが、平日は仕事に行きたくないという思いに無理やり蓋をして仕事に行ってます。
 元嫁からのDVを受ける前は私もまだ若かったですし、ある意味怖いもの知らずで、失敗など恐れずに何事にもチャレンジできましたが、今では常に失敗することを恐れる自分がいます。何も恐れずにいろんなことに向かっていけた昔の自分に戻りたい…。遥か過ぎ去った昔のことを思い出して、あの頃に戻りたいと思うこの頃です。
 耳の三半規管をやられて、立つこともままならなくなったときは、「自分はもう、このまま立つことも、歩くこともままならなくなるんじゃないか」そういう恐怖に晒されました。目の前が高速で回転するメリーゴーランドのように回って、目の焦点が全く合わなくなり、トイレに行くのも這っていくか、壁伝いでないといけないくらいで、病院に行くのも母に送り迎えを頼まなければならない状態でした。病院の先生からは「とにかく今は何も考えずに体を休めなさい」と行ってくれて、「あぁ、今は心と体を休めなくてはならないときなんだな」そう思い、2ヶ月あまり仕事を休んで症状を少しでも軽くすることに専念して、いまに至っています。この病気も完全に治ったわけではなく、時々再発することがあります。多分この病気は躁うつ病と一緒に、これからもずっと向き合わなければならないものなんだろうと思います。
 そして、痛みが出だした頃は腱鞘炎だと思ってた手の指の第一関節の強い痛み。ヘバーデン結節と言う聞いたことない病気を宣告されて、一体どうすればいいのかと思いながら、整形外科の先生の話を聞いて、今は薬による治療を行っていますが、なかなか症状に改善が見られず、「何故自分だけこんな目にあわされ続けなければならないのか」という思いが正直言ってあります。「何か俺が罰当たりなことでもしたのか」「何か俺が人から恨みを買うようなことでもしたのか」そういう思いが頭の中でグルグル回っています。まるで正解のない問題の正解を求め続けているような感じです。
 おまけに息子には知的障害を伴う自閉症を抱えていて、何か私自身が苦しむ姿、引きつった顔を見て楽しんでるやつがいるんじゃないか。もし神と言う存在が本当にあるなら、なぜ俺にこれだけの苦しみを与え続けるのか、問いただしてみたい。そう思う私です。
 今は人を恨むことも憎むことも知らなかった、天真爛漫だったあの頃に戻りたい。そう思う私です。
 今の私は慢性的な睡眠不足に、ヘバーデン結節が徐々に進行していった結果、ものを上手く握れないなどの支障が出ているので、せめて手だけでもちゃんと治ってほしいというのが私の願いです。
 そして、病気になって、体のあちこちにいろんな支障が出て、初めてごく普通に物事ができることのありがたさを改めて実感した私です。