sakura542gouのブログ

日々思うこと色々書いてます。今年は空と結婚し、新たな生活が始まりました。

心愛さんの祖母が心境を吐露

 千葉県野田市で小学4年生だった栗原心愛さん(当時10歳)が2019年1月に親から虐待をされて亡くなった事件で、傷害致死などの罪に問われている父親の勇一郎被告(42)の裁判員裁判が21日に千葉地裁で始まるのを前に、心愛さんの祖母が報道各社の取材に応じ、実の息子である勇一郎被告に「心愛ちゃんを返して」と訴え、守ることができなかった後悔の念を吐露しました。

 心愛さんがなくなった後、心愛さんが4年生の10月に学校で書いた「自分への手紙」が学校から祖母に渡されたそうです。終業式の日に心愛さんが読むはずだった手紙には「あなたは漢字も出来て、理科や社会も完璧だと思います」と書かれ、結びに「未来のあなたを見たいです。あきらめないでください」と自らにエールを送っていました。

 「どういう気持ちでいたのかわかってやれなかった。無口な子だったから言えなかったのかなと思うと申し訳なくて。未来のあなたを本当に私たちもみたかった」。そう切り出して泣き崩れたそうです。

 心愛さんは一時保護が解除された小学3年生の12月から自宅に戻る2月ごろまで同じ野田市内にある祖父母宅に身を寄せており、正月にはおせち料理を一緒に食べて「来年は一緒に作ろうね」と約束していたそうです。パティシエになるのが夢だった心愛さんにケーキの作り方を教えて出来上がると、大喜びしていたそうです。祖父母を「じいじ」「ばあば」と呼んで慕っていたそうです。手先が器用だった心愛さんが誕生日プレゼントとして作ってくれた編み物やブレスレットは今も家に飾ってあるそうです。

 祖母が裕一郎被告と最後にあったのは心愛さんが亡くなる前日だったそうです。洗車などのために実家に着た息子に「心愛さんは学校に行ってるの?」と聞くと「行っている」と答えたそうです。

  

子の祖母の話を聞いていると、亡くなった心愛さんが余計に可哀想でならないですねぇ…。慕ってくれていたのに、こういった形で永遠の別れを迎えなければならなかったなんて…。未来のあなたを見たいです…。そこにはどのような思いが詰まっていたのか…。どのような未来を思い描いていたのか…。そのすべてを奪い去った被告を許せないと思うのは、私がやはり二人の子を持つ父親として・そして、息子に対して向けられた理不尽な虐待をつぶさに見てきたからでしょうか。これから裁判が始まりますが、心愛さんが苦しみながら旅立って行ったことを思うと、情状酌量の余地がどうのこうのというような判決は聞きたくないです。いかなる事情があろとも、刑を軽くするようなことはしてもらいたくないです。裁判所には一般市民の良識が通じる判決を期待したいです。そして勇一郎被告は控訴するようなことは絶対にしないでもらいたいです。