sakura542gouのブログ

日々思うこと色々書いてます。今年は空と結婚し、新たな生活が始まりました。

植松被告の主張…。

8日から始まった、津久井やまゆり園襲撃事件の裁判。植松被告は相変わらず「障害者は不幸を生むだけ。」という主張を続けている他、初日は自分の手の小指を噛み千切ろうとする仕草が見られたため、裁判官が退廷を命じて、被告人不在のまま審理が続けられる事態になりました。自分は精神こう弱だという印象を周囲にうえつければ罪が軽くなると見た演技だと思いますが、かえって裁判官の心象を悪くしたのではないかと思います。
さて、この植松被告の主張する「障害者は不幸を生むだけ。」という考えについてですが、私は息子の障害の関係で、息子と同じような障害を抱えた子供を育てている保護者と色々と交流する機会があることが多いんですが、みんな自分の子供を一生懸命育てていて、本当に可愛がっています。それはどこの家庭でも見られるような光景であり、そこからは悲壮感や絶望感といった、ネガティブな感情は見られません。
たしかに障害があると言うことはハンディキャップになる事もありますが、だからといって、少なくとも私自身息子を22年育ててきて、不幸だなんて思った事はただの一度だってありません。確かに健常児であれば息子自身違った人生があったのだと思います。また、私や私の両親がいつまでも息子の世話をできるわけでもないので、いつかは息子を施設に預けなければならないときがやってきますが、それは息子が親離れをする時だと思っています。子供が親の手を離れていくのは、どんな親子関係であってもいつかはやってくるものです。
前にも書きましたが、息子が健常児であればって思う時もありますが、無い物ねだりを言ったって息子の障害が無くなるわけではありません。私が息子に対してしてやれるのは、今息子が持っている能力を伸ばしてやることだと思います。そして今出来ていることが、これからも継続的にできるようにしていくことだと思います。
植松被告に伝えたいのは、「お前の独りよがりな考えで、人の命を奪うな。障害を抱えていたって不幸なんじゃねぇんだよ」と言うことです。お前にとっては不幸に見えるかもしれないけど、育てている側は不幸なんて思っていないんだということを私の口から伝えられるものなら、直接伝えたいですね。
自分を精神こう弱だという言うように思わせるような下手な演技はやめて、素直に刑にふくしなさいと思う私です。