sakura542gouのブログ

日々思うこと色々書いてます。今年は空と結婚し、新たな生活が始まりました。

14年前の女児殺害事件・犯人逮捕

 14年前に岡山県津山市で起きた、小学3年生筒塩侑子さん(当時9歳)が殺害された事件で、県警が別の殺人未遂事件で服役中の勝田州彦受刑者(39)について、殺人容疑で逮捕しました。勝田受刑者は殺害を認める供述をしているといい、事件の全容解明を進める方針です。

 事件は2004年9月3日午後3時35分ごろ、津山市惣社の筒塩さんの自宅1階の洋室で、侑子さんが胸などを刺されて倒れているのを、帰宅した姉が見つけました。県警は殺人事件とみて津山署に捜査本部を設置。司法解剖の結果、凶器は鋭利な刃物で、刺し傷は一部が肝臓にまで達していました。
 県警は由紀子さんが帰宅直後の15分から20分の間に襲われた可能性が高いとみて捜査。延べ6万人以上の捜査員を投入して、不審者がいなかったかなどの聞き込みを行ってきましたが、有力な目撃情報がなく、凶器などの遺留品が見つからなかったこともあり、捜査は難航していました。

 勝田受刑者はこれまで、多数の少女に対する事件で立件され、判決で少女への特異な執着について指摘されていたとのことです。
 15年5月、兵庫県姫路市の路上で、面識のない中学3年生の女子生徒の胸や腹をナイフで刺したとする殺人未遂容疑で県警に逮捕され、神戸地裁姫路支部は16年5月、勝田受刑者に懲役12年(求刑・懲役15年)の実刑判決を言い渡し、大阪高裁で懲役10年の判決が出ました。1審判決では、事件の動機につながる特異な執着について言及されているそうです。勝田受刑者は以前から、自身の腹部をシャツの上からナイフで刺し、血に染まる状況を見ながら、少女が同じように出血する姿を想像していたそうです。
 自傷行為を繰り返した末に入院し、担当医から「もう自分を刺すことはできない」」と告げられ、これを機に「現実の少女の腹部を刺したい」と考えるようになったそうです。裁判長はこの事件について「少女のシャツが血に染まるのを見たいという特異な性癖から、女子中学生を無差別に狙った通り魔事件」と断じていました。
 また、10年3月には、少女5人に対する傷害と暴行の罪に問われ、神戸地裁姫路支部で懲役4年の判決を受け、服役していたそうです。判決によりますと、姫路市三木市・太子町で小学1年~高校3年(いずれも当時)の少女計5人の腹部をすれ違いざまに殴ったり、ドライバーの先で突いたりしていたそうです。姫路市で被害にあった小学1年の女児は内臓出血の重傷を負ったといいます。
 一連の判決によりますと、勝田受刑者は学校や家庭内のストレスから自傷行為をしていましたが、高校生の頃から少女が登場するアニメに関心を持ち始め、その後、10歳前後の少女らに対し、こぶしで殴ったり、悪戯をしたりするようになったということです。精神科に通院していましたが、自ら通院を辞めたといいます。

 これだけ少女に対する事件を起こしておきながら、何故捜査線上に勝田受刑者が浮かんでこなかったのか、不思議ですね。それにしても極めてまれな性癖ですね…。ストレスから自傷行為に走るというのは、たまに耳にすることがありますが、自分の腹を刺すことだけでは飽き足らずに、幼い少女にその狂気を向けるとは…。何が彼をそのようにさせたのかはこれから取り調べで明らかにされると思いますが、こういった子供を狙った犯罪を繰り返す人物はやはり外に出してはいけないですね。
 新潟で起きた大桃さん殺害事件でも特異な事件性が大きくクローズアップされましたが、ここ最近幼い少女を狙った凶悪犯罪が多いような、そんな気がします。どこで誰が子供を狙っているかわからないだけ、恐怖を感じますね…。子供を持つ親としては、こういった犯罪者は絶対に許せないです。