広告代理店の大手「
電通」の新入社員で
過労自殺した高橋まつりさん(当時24歳)の母、幸美さん(54)が21日、
首相官邸を訪れ、
安倍総理大臣に実効性のある
働き方改革の実現を訴えました。幸美さんが官邸で首相に直接会って想いを伝えたのは初めてということです。
政府は、首相が議長を務める「
働き方改革実現会議」で残業の上限規制をめぐる議論を進めています。
幸美さんと首相は35分ほど面会。同席スタ
内閣府幹部によると、幸美さんが「ぜひ実効性のあるようなものにしてもらい田」と訴えると、首相は「何としてでもやりたい」と応じました。
幸美さんがまつりさんのアルバムを見せながら思い出を語り、首相が涙ぐむ場面もあったそうです。
働き方改革を推し進めるきっかけとなったこの事件。実効性のある
働き方改革を進めないと、
過労自殺者は今後も出続けるでしょう。このような悲劇を繰り返さないためにも、もっと厳しい残業規制を設けるべきではないかと思います。残業時間の上限が月60時間・年間で720時間・繁忙期は月100時間まで認めるというのは、
働き方改革実現には程遠い内容だと思います。
もっと残業時間の上限を少なくして、定時間労働で帰るのが当たり前という社会を実現していかないといけないのではないでしょうか。もっと厳しい規制を設けないと、例外を認めると、そこを抜け穴にして、
ブラック企業はいくらでも残業をさせますよ。私は、政府与党が推し進める
働き方改革は、改革になっていないと思います。