sakura542gouのブログ

日々思うこと色々書いてます。今年は空と結婚し、新たな生活が始まりました。

これで過労自殺は防げるのか?

 政府が長時間労働の是正などをめざす働き方改革で、新に導入する残業時間の上限につて、年間で月平均60時間(年間720時間)、繁忙期は最大で月100時間まで認める方向で調整に入ったことが明らかになりました。
 2か月連続で長時間働く場合は、平均80時間までとするそうです。3月までにまとめる働き方改革の実行計画に盛り込み、労働基準法改正案を年内に国会に提出方針ですが、「過労死ラインぎりぎり」まで残業を認める案をめぐり、野党から反発も出ることが予想されます。

労基法が定める法定の労働時間は1日8時間、週40時間ですが、同法36条に基づく労使協定(36協定)を結ぶと、月45時間、年間360時間まで残業が可能になります。さらに特別条項をつければ最大半年(年6回)まで無制限に残業させられることが可能になっていることから、「残業時間が実質は青天井」との声が上がっていました。

政府か過労死ラインの基準である「1か月100時間超の残業」または「2から6か月平均で月80時間超の残業」を踏まえ、特別条項について年間720時間、月最大で100時間の上限を設ける方向だそうです。一部職種については、上限規制の適用対象外とし、厳罰化は見送る方針です。

政府内では一時、月100時間ではなく80時間を上限とする案も浮上しましたが、特定の機関に仕事が集中する企業もあることから、経営実態に配慮したそうです。


この案が示された時、正直私はがっかりしました。政府が最重要テーマの一つと位置付けて始まったこの国会ですが、「所詮この程度の改革しかできないんだ」というのが、私の正直な感想です。
 残業の上限が月60時間ということは、月に20日出勤したとして、一日3時間までの残業を認めるということですし、繁忙期は100時間まで認めるということは、毎日休日も出勤したとして、5時間の残業を認めますよっていうことですからね。一日3時間の残業まで認めますっていうことは、普通の会社だったら、定時で終業した場合、17:00前後に退勤時間を迎えると思いますが、そこから3時間だと20:00までは残業をさせることが出来るって言う事なので、そこから家に帰ったら、夕食を食べて風呂には行ったら、あとは寝なければならない・自分の時間も、家族とのコミュニケーションをとる時間もないというのが正直なところです。これで、ワークライフバランスを見直すといっても、全然見直しになっていないような気がします。政府は経営実態に配慮するのではなく、勤務実態に最大限の配慮をしてほしかったですね。海外での取り組みの事例も踏まえて、もっと踏み込んだ規制を行ってもらいたいです。皆さんは、これで過労自殺が減少する・防げると思いますか?