お盆休み期間中で、故郷へ帰省されている方、行楽地に出掛けている方も多いかと思います。仕事から解放されて、ホッと一息つかれているところでしょうか。
この前ツイッターで、電通に勤めていて、過労のためみずからの命を絶たれた、高橋まつりさんのお母様、高橋幸美さんのツイッターの書き込みを見させていただく機会がありました。お母様はまつりさんの亡きあと、過労自殺を無くしたいとの思いから、今も戦っておられることに感銘を受けました。
私も一サラリーマンとして会社で仕事をして働いている身ですが、まつりさんのお母様の言われていることに納得できる部分がが多々あって、過労死・過労自殺は他人事ではないなと実感しました。
今でもまかり通る長時間残業や、休日出勤。また、経営側に根深く残る「働くことは良いことだ」という考え方や残業・休日出勤をして当たり前という考え方。私は正直「いつまで20世紀の遺物の様な働かせ方をしているんだ」と思います。
また、労働環境もなかなか改善しようとしないなど、従業員を働くロボットとしか見ていないようなところもたくさんあります。長時間残業や、休日出勤をやらせたり、劣悪な環境での仕事を強いておきながら「体調管理には十分気を付けてください」「従業員の安全と健康は会社の宝」なんて言われても、何の説得力もないです。
今の時代、時間に余裕の持てない仕事は生き残れないという自覚を経営側が持たない限り、過労死・過労自殺はなくならないでしょうね。
