2007年3学期の修行式を終えて、春休みに入った子供たち。私の仕事が休みの日は近所の河川公園に出かけたり、科学博物館に出かけたりして過ごしていました。とにかく元嫁と一緒にいるのが息苦しくて、一緒にいたくないという思いもあったので、休日は、なるべく家にいないようにしてました。
そんなある3月終わりの土曜日。小野田の叔母から電話がかかってきました。「叔父が胃がんに侵されていて、もうそんなに長くは生きられない」というものでした。詳しく話を聞いてみると、すでに末期がんの症状が現れており、「よく持って、あと2~3か月」ということでした。私がお見舞いに行くというと、叔母も一緒に行くということだったので、翌日曜日に小野田の叔母の家に寄ってから、叔父が入院している市立病院に行ってきました。案内されたのはホスピス病棟末期ガンを迎えた人達が心穏やかに最期を迎えられるようにと、配慮が行き届いた部屋で叔父は過ごしてました。
小野田の叔母の話では、がんが判明したのは、昨年末だったそうです。しかし、私たちには、小さい子供もいるので、余計な心配をかけるのも悪いということで、今まで伏せておいたそうです。