国土交通省は、薄暮時に多発する高齢者の事故を減らすことを第一に、2020年4月から販売される新型車について、すべての車でオートライトを義務付ける方針を固めました。安全に視界が確保されるといわれる1000ルクス以下の明るさになると、強制的にライトが点灯する仕組みで、手動ではライトを消灯させることができなくなるということです。また、7000ルクス以上の明るさになると自動的に消灯するような仕組みとし、1000～7000ルクスの間での点灯か消灯かは、自動車メーカーの判断に任せるということです。
ヨーロッパなどではすでにオートライト化が義務付けられており、発売される新型車はすべてオートライト搭載車です。日本の場合、現状ではメーカーオプションで設定されている場合が多いか、同じ車種でもグレードの高い車にしか設定されていませんでしたが、これでようやく日本もヨーロッパなどの地域と同じ基準が適用されるようになったわけです。これからはメーカーオプションではなく、最初から搭載されているので、ほかのオプションを付け加えるという選択肢も増えるのではないかと思います。ただ、2020年の4月にオートライトが義務化されるのであれば、それまでは新車を買い替えるのを控えようとする動きも出てくるかもしれないなぁと思う私です。皆さんならどうしますか？
