三重県で開幕した伊勢志摩サミット。今日は世界経済が大きな議題となったようですが、安倍総理からついて出た言葉は「リーマンショック前と経済状況が似ている」ということでした。食料価格の下落など、主な経済指標がリーマンショック前とよく似ているというのです。そうした中で、世界経済の持続的成長を成し遂げるためには何が必要かということが、討議されたようです。
安倍総理は以前から「リーマンショックや大震災級のことが起こらない限り、来年4月の消費増税を、予定通り行う」と明言していますが、「適宜・適切に判断する」とも述べており、消費税増税の延期にも含みを持たせたような発言をしております。
消費税増税を再延期すると、アベノミクスは失敗だったという批判を招きかねないだけに、安倍総理としては増税に踏み切りたいというのが本音かもしれませんが、消費増税は国民に痛みをもたらすものであり、ただでさえ世界経済の成長の鈍化によって経済的に消費が落ち込むことが予想されているうえに、消費税があがったら、景気を冷え込ませるのではないかと思います。
その一方で日本の財政はもはや限界にきており、財政を健全化させるためにも、一刻も早く手を打たなければならないというのも事実です。
ただ、政治家は国民に消費税を上げるというい熱海を与える前に、国会議員自体の給料や議員定数を減らすなどの身を切る覚悟を示してから、消費税を上げるのであれば、あげたらいいと思います
