昨日、北朝鮮で36年ぶりに朝鮮労働党大会が開幕しました。主要メディアも平壌入りして、北朝鮮側から、どのようなメッセージが発表されるのか、注目が集まっていましたが、北朝鮮側は大会が行われる建物の中に一切の外国メディアを入場させないまま、一日目は閉幕しました。
その一方で平壌市内に建設された高層マンションや電気事情が不安視される平壌市内のイメージを払しょくさせるためか、電線を作る工場を案内させるなど、労働党大会とは、およそ関係のない所と思われるところは取材を認めています。
この労働党大会、金正恩第一書記を対外的に北朝鮮の政権を掌握したということを対外的に発信する狙いと、軍事的な技術の進展などを海外に発信することを主に開催されたのではないかと思いますが、昨日のニュースを見て思たのが、平壌市内の高層マンションは、どこの国にでもあるような、大して珍しいものではなかったよう感じがしたということです。北朝鮮は、国民はこのようなぜいたくな生活を送れるということを示したかったんだろうと思いますが、まぁ、日本国内の水準から見れば、日本のマンションの水準以下という印象です。
また、36年前に開催された時は、外国の首脳も平壌にやってきたということだそうですが、今回は外国首脳は全く参加しておらず、外国からは全く相手にされておらず、孤立化が際立っているという報道も見受けられます。
北朝鮮としては、核兵器と、弾道ミサイルというカードをちらつかせて、日米韓の連携の揺さぶりや、北朝鮮に対して厳しい態度を見せている中国に対しての揺さぶりをかける狙いもあるんでしょうが、これで、各国が交渉のテーブルに着くとは思えないですね。
今後は5回目の核実験を強行するのではないかという見方もありますが、ますますの孤立化と、経済封鎖は避けられないのではないでしょうか。
昨日はどんなメッセージが発せられるのか、注目してたんですが、なんかしらけましたね。
