韓国への”懸賞で当たった航空券を使っての旅行”から帰ってきた8月2日。子供たちを迎えに行って、お土産を手渡した後、私の両親は「韓国では、どんなところを見てきたの？」と、当然の質問を元嫁に投げかけていました。私の両親は元嫁がどこを見て回ったのか、すらすらと答えられると思っていたのだろうと思います。ところが、元嫁はどこを見て回ったのかうまく答えられず、私に必死になって答えを求めてきましたが、私は元嫁の”SOS"には一切答えず、子供たちに久しぶりに会えたということもあって、子供たちと一緒になって遊んでいました。そんな元嫁に何か不自然さを感じたのでしょう、父が「智ちゃん、あんた、何か変な宗教に関わてはないじゃろうな？」と問いただしていましたが、元嫁は「はい、大丈夫です。私は絶対に変な宗教にはかかわっていないです」とそう答えてました。あとになって私の両親は、このとき元嫁の仕草に何か変な違和感を覚えたといっていました。私の両親の直感は鋭く、よく当たるので、私は「たぶん、このまま嘘をつきとおすのは無理があるだろうな」と思ってました。この時点で、私も元嫁が統一教会に関わっているという確信を持っていましたから。
子供を連れて帰る道中、元嫁は「あんたの両親は、なんで私のことを信用せんのかねぇ。私が一体何をしたっていうんじゃろ」というので、私は「それはお前が今まで、信用できることをしてこなかったからだろ。俺の家族や身内との確執・隣近所や学校や幼稚園での数々のトラブル。そういったことをお前の周りの人間はみんな知ってんだよ。信用してもらいたかったら、信用されるに値する人間になれや」そう言って防府の借家に帰宅した私たちです。
そして、盆連休を間近に控えた8月6日の土曜日、私はついに相手の正体を知ることになります。
