sakura542gouのブログ

日々思うこと色々書いてます。今年は空と結婚し、新たな生活が始まりました。

客車列車の終焉

 3月21日に急行はまなす寝台特急カシオペアの運転が終了して、1世紀以上にわたる歴史を刻んだ、定期運行の客車列車の運転が終了となりました。昔は客車のほうが主流で、電車やディーゼルカーは少数派だったんですが、動力の近代化とともに、その姿を消していった客車列車。あの客車独特の、モーター音やディーゼルエンジン音が全くしない、車輪が刻む「カタンコトン」というジョイント音のみが響く夜の寝台列車の雰囲気は、何とも言えない感じがあったんですがねぇ。私が若いころは大阪方面に向かうのに、寝台特急あかつきには随分とお世話になりました。このほか、寝台列車ではないですが、臨時の座席指定の客車で運転されていたムーンライト山陽の車窓から眺める夜の瀬野八越えあたりの風景は、今でもよく覚えています。もう、定期列車で客車が走ることはないんでしょうねぇ。残念です。
 私が乗った寝台列車の中で一番長距離だったのは、臨時列車化されたばかりの寝台特急日本海で、青森から大阪まで、およそ18時間かけての旅路でした。秋田を過ぎて外が真っ暗になって景色も見えなくなったので、早めに夕食を食べて、就寝し、翌朝目が覚めたのが、早朝の富山駅でした。このときは北海道からの帰りに乗ったんですが、もう乗りたくても乗れない、過去の思い出になってしまいました。