東日本大震災と福島原発事故の影響で今も一部区間が不通になっているJR常磐線。このうち、原ノ町駅に取り残されて、検査を受ける車両センターに向かうことができなくなっていた415系普通電車と、スーパーひたちに使用されていた651系特急電車の撤去作業が始まりました。震災から5年が経過し、全く動かすことができなくなっていたので、自力回送は無理だということで、ほかの車両に連結されて郡山の工場に向かうことになるそうです。
私もテレビで何度か見たことがありますが、5年間雨風、直射日光にさらされてあちこちで塗装がはげ落ちたり、錆が浮いたりした車体は見るも無残な姿でした。でも、この車両を廃車するのではなく、震災遺構としてどこかの鉄道博物館などで保存展示できないものでしょうか。