熊本地震は、熊本・
大分県を走る鉄道にも大きな被害を出しました。中でも
熊本県内を走る鉄道は
地震発生当初は全路線でストップし、
九州新幹線では、回送中の車両が、
熊本駅から南に1.3キロの地点で脱線し、全線で運転の見合わせが続きました。
熊本県内を走る在来線のうち、大動脈である
鹿児島本線と、八代から先鹿児島方面に向かう
肥薩おれんじ鉄道が順次被害の少なかった
区間から営業運転を再開し、一足先に博多から
鹿児島中央までが繋がり、何とか往来ができるようになりました。そして、今日の昼前に
九州新幹線の博多~熊本間が復旧し、営業運転が再開されました。ただし、運転本数を大幅に減らして、各駅停車のみの運転で、徐行運転も行われるため、普段よりも所要時間がかかるということでした。
また、熊本から先、
新水俣までの運転再開の見通しは立っていないということで、しばらくの間は博多方面から南に向かう場合、熊本と
新水俣での乗り換えが必要な状態が続くことになります。
このほかの路線では
豊肥本線が
肥後大津→
豊後竹田間・
肥薩線が八代→吉松間で不通になっています。
三角線については、今日の昼から運転が再開されるということで、少しずつ交通インフラも復旧してきてはいますが、完全に復旧するまでには、かなりの時間がかかりそうです。私としては、一日も早く復旧してほしい。そう願わずにはいられません。