sakura542gouのブログ

日々思うこと色々書いてます。今年は空と結婚し、新たな生活が始まりました。

棄てられかけた命が人の命を救う

 今日、朝早くに目が覚めたので、先週録画しておいた24時間テレビを見てみました。その中で、広島県の動物愛護センターに引き取られたある犬のことが取り上げられていました。動物愛護センターに引き取られた犬や猫は、新たな引き取り手が見つからない場合、殺処分されるそうで、殺処分されるガス室には、犬や猫たちがかきむしった傷が至る所に残されていました。その中で夢之丞という名前で呼ばれている犬のことが取り上げられていましたが、この犬も殺処分される直前になって災害救助犬として迎えたいという申し出があり、新たな引き取り手のもとに手渡されたそうです。そして災害救助犬としての訓練を受けて、去年広島を襲った土石流災害の現場に派遣されたそうです。このとき、夢之丞は生存者を発見することはできなかったそうですが、一生懸命に働いたそうです。

はじめは、自分が殺処分されるものと思い、人間を恐れていた夢之丞。しかし、次第に夢之丞と新たな引き取り手の間の中で新たな信頼関係が結ばれていて、今年ネパールで起こった大震災の時も、救助犬として懸命に働いたそうです。

人間に身勝手な都合により殺処分されかけた犬が、今度は自分を殺そうとした人間を助けるために働いている。われわれ人間は、こういった身近な動物に対する思いやりの心を忘れないようにしたいと思います。

殺処分される犬の数は年間3万頭。あまりにもひどすぎませんか。ペットを飼うのであれば、最後まで面倒を見る。それがペットのオーナーとしての一番大切な責任だと思いますが。
 ガス室で殺される犬や猫を思うと、昔ナチスドイツがユダヤ人に対して行った大量虐殺と何ら変わりないことを犬や猫に対してやっているのではないか?テレビを見てそう思った私です。