sakura542gouのブログ

日々思うこと色々書いてます。今年は空と結婚し、新たな生活が始まりました。

頑張れという言葉。

 早いところでは、もう2学期の始業式を迎えている時期ですが、残念なことに、いじめを苦にしたと思われる自殺事件が全国で相次いでいるようです。やはり危惧していたように2学期を目前に控えて、いじめや対人関係などで苦しんでいる子供が自ら命を絶ってしまう事案が発生しています。この自殺をする前に子供たちは何らかのサインを発していたのではないかと思います。そのサインを大人である我々がきちんとキャッチできていたのか、考える必要があるように思ういます。

これは私の経験からはっきりといえることなんですが、いじめなどで苦しんでいる子供たちが、何らかのサインを発するということは、精神的にも、肉体的にも極限状態まで追い詰められている状態です。そして誰にも相談せずに頑張ってきて、あまりの苦しさに耐え切れずに誰かに相談するというのは、だれでもいいから助けてほしい・自分のつらい気持ちを分かってほしいという思いが込められています。その時に周りの大人がよく言うのは「いじめに負けるな。頑張れ」という言葉。頑張れって、一見励ましているように思われるかもしれませんが、この言葉いじめを受けている側の子供からすれば、実に冷徹な言葉にしか聞こえないんです。「今まで必死になって、頑張っていじめに耐え抜いてきたのに、これ以上何をどう頑張ればいいのか」そういう思いに駆られるんです。なので、いじめや対人関係などで悩んでいるSOSを発している子供に対しては絶対に言ってはいけない言葉なんです。どのような言葉をかけてあげるといいかというと、「今までよく頑張って耐えてきたね。でも、もう頑張らなくてもいいんだよ。本当につらかったね。つらい気持ちを話してくれてありがとう」そういう言葉をかけてあげるだけでも、子供はずいぶんと気分的に楽になれるんです。いじめや対人関係などで悩んでいる子供たちの心にそっと寄り添う気持ちが大切なんです。
 そして今いじめや対人関係などで苦しんでいる子供たちに伝えたいのは、自分が信頼できるお父さんやお母さん、学校の先生・友達など誰でもいいので、とにかく今の自分のつらい気持ちを打ち明けてみてください。ブログで今の自分のつらい気持ちを文章にして伝えてみるのも一つの手段です。自分一人で絶対に抱え込まないようにしてください。そしてたった一つしかない命を大切にしてください。
 そしていじめなどで悩みを抱えているお子さんをお持ちの方に伝えたいのは、家という場所が子供にとって安心できる場所であるようにしてあげてください。せめて家の中ではほっとできるような、そんな場所を作ってあげてください。そして子供たちの心の叫びを真摯に聞いてあげてください。一人でもいじめや対人関係などの悩みで自らの命を絶つという悲しい事件がなくなりますように。私は壮絶ないじめを経験したものとして、そう願っています。