sakura542gouのブログ

日々思うこと色々書いてます。今年は空と結婚し、新たな生活が始まりました。

私の人生回顧録結婚生活編

 幼稚園の夏休みに入った息子と、まだ幼稚園に行っていない次男とのバトルは毎日のように続いていました。でも、寄れば喧嘩をする二人でも、やっぱりどちらかが出かけていないとなると、気になるみたいで、次男が用事でいないときは『Y君どこ行ったの?』としきりに聞いてくる息子。『Y君はねぇ。今日は用事があってね。お出かけしているの』そう話すんですが、なんせ自閉症を抱えているので、しばらくするとまた同じことを聞いてくる息子。同じことを何度か説明するうちに息子なりに納得したのか、聞いてこなくなりました。同じように、息子が用事で出かけていると、次男が『K兄ちゃん、どこ行ったの?』と聞いてくる次男。やっぱり兄弟、喧嘩してもいないとなると寂しいものなんでしょうね。
 そんな中、夏休み期間中の7月の終わりごろ、私の祖母のお見舞いに行ったんですが、あまり食事も取れなくなっていて、担当医から『もうこの先あまり長くはないだろう』と私も含めて、母たちや、私達姉や妹にも知らされました。やっぱり覚悟はしていましたが、医師からそう宣告されるとやっぱり辛いものがありますね。できればもっと長生きして欲しい。せめて次男が自分の曾祖として記憶に残るくらいに成長するまで、何とか頑張ってほしい。そう思っていたんですが、その一方で、戦時中から戦後の混乱期を、私の祖父と力を合わせて頑張って立派に自分の5人の娘を育てたんだから、もう楽にしてあげたいという思いもありました。祖母の人生の中には、押さない自分の子供を二人も失うという辛い経験もしてきていましたが、そういう辛く悲しいことは、一言も口には出さなかった祖母。せめて最後は安らかに眠ってほしい。そう思いながら病院を後にした私達です。そして帰りの車の中で行った元嫁の一言が、今も忘れられません『あんな汚い手で、子供を触らんで欲しい』祖母は、ひ孫である息子と次男が病室に行った時に、二人の頭をそっとなでてくれたんですが、そのことが気に食わなかったようです。元嫁も、自分の両親と祖母を幼い頃になくしているので、人が死ぬということはどんなことなのか、理解しているはずです。なのに、祖母が息子や次男に対して見せてくれた、最後の優しさまでも台無しにするなんて・・・。『こいつ絶対許せねー』そう思いました。「こいつの祖父が死んだときには絶対指差して笑い飛ばしてやる」マジでそう思いました。もうすぐ祖母が人生を全うしてあの世に旅立っていこうとしている、それをじっと見ている事しか出来ない私達身内の気持を少しは考えて欲しかったです。まぁ、鬼が人の面したような性格の元嫁にそんなことを期待するだけ無駄でしょうけど。