sakura542gouのブログ

日々思うこと色々書いてます。今年は空と結婚し、新たな生活が始まりました。

体罰教員処分3953人

 今日の新聞の社会面に掲載されていた記事の中で大きく取り上げられていたのが、体罰をふるったとして処分された教員が昨年度の公立校で最多の3953人に上ったことがわかったという記事でした。

これは文科省の調査でわかったもので、大阪市立桜宮高校の体罰自殺問題を受けた緊急調査で大量に発覚した12年度分の体罰の処分が13年度に行なわれたためだと見ているようです。わいせつ行為などによる教員の処分も過去最多の209人に上ったそうです。

調査によると、13年度に体罰で、停職や減給などの懲戒処分を受けた全国の公立校教員は410人で、訓告などを含めた処分は3953人と、2253人だった2012年度のおよそ1.8倍に上ったそうです。体罰で被害を受けた13年度の公立校の児童生徒は8880人で、12年度の4686人を大きく上回っています。
 体罰による処分が最も多いのは中学校教員で、全体の半数近い人数に上っています。
 体罰の発生状況は、小学校は授業中が6割を占め、中学・高校は部活動中が多かったそうです。内容は「素手で殴る」が小中高校ともおよそ6割。「蹴る」も1割あったそうです。
 被害状況は8割に怪我はなかったそうですが、「打撲」が292人・「外傷」が126人・「鼻血」が50人・「骨折・捻挫など」が31人に上ったそうです。
 文科省は12年12月に男子生徒が自殺した桜宮高校の問題を受けて、13年1月から体罰の緊急調査を実施し、12年度に起きた体罰が大量に判明したそうです。このため、同省では13年度の処分人数のうち、同年度に新たに起きた体罰による処分人数は1000人程度で、体罰自体は減少したと見ているそうです。
 しかし、11年度の404人に比べると大幅に増えており、同省は
体罰が社会問題化し、学校現場での実態把握が進んだ」としています。
 また、私立小中高校から13年度に報告のあった体罰は217件と12年度の1259件より大幅に減り、国立は5件だったそうです。

一方、わいせつ行為やセクハラで処分を受けたのは前年度より18人多い205人と、初めて200人を超えて、文科省は「ゆゆしき事態」としています。このうち懲戒処分は180人で、免職が117人に上っているそうです。
 処分された教員はすべて男性で、半数近くが勤務先の学校の児童生徒を対象としていたそうです。
 「体に触る」「盗撮・のぞき」などが多く、不適切な画像をメールで送るなどの事例も増えているそうです。

体罰・わいせつ行為で処分を受けた教員がいずれも過去最多・・・。この数字は子供を学校に通わせている親から見れば、実に驚くべき数字ではないかと思います。このような行為が発覚したら、私の会社では(私の会社だけでなく普通の民間会社だったら)間違いなく、問答無用でクビですよ。体罰を受けた側が受ける心の傷・わいせつ行為を受けた児童生徒が受ける心の傷は一生消えません。いじめをなくそうといいながらそれを学校の中で教えて行くべき立場にある教員が暴力をふるう・子供にわいせつ行為をする。それじゃあ子供達と教員の間に信頼関係は生まれません。教員も人間ですから腹が立つこともあるでしょうし、ストレスを感じることもあると思います。子供達が自分の思い通りにならないからいらいらすることもあるでしょう。でも、子供は教員のいうことを聞くロボットではないんです。みんなそれぞれ個性があり、自分の考えを持っているんです。子供達が言うことを聞いてくれないのであれば、暴力に訴えるのではなく、同僚の教員に相談してみるとか、対処方法はあるはずです。

そういえば、今でもはっきりと覚えているんですが、私が中学1年の時に、体育の授業で体育祭の組体操の練習をしていたときに、一列に並ぶというところがあったんですが、私が駆け足で並ぶときにバランスを崩してしまい、私がひとり列から少しはみ出した格好になったんですが、そのときに体育教師から思いっきり「ちゃんと並べや」と怒鳴られて、思いっきり往復ピンタされたことがありました。そのときは口の中を切ったんですが、今だったら間違いなく体罰で処分されていたでしょうね。少し列が乱れたからと言っても、私もワザとやったわけではないですし、「たったそれだけの理由で生徒に怪我させてもいいのかよ」とも思った私ですが、鬼教師としても知られていた体育教師にそのようなことを言うこともできなかったんですが、あのときの記憶は鮮明に覚えています。