神戸市長田区で昨年9月小学1年生だった生田美玲さん(当時6歳)が殺害され、遺体で見つかった事件で、神戸地検は30日、君野康弘容疑者を殺人とわいせつ目的誘拐、死体遺棄死体損壊の罪で起訴しました。地検は3ヶ月間、精神状態を調べる鑑定留置を実施し、鑑定結果や供述内容から刑事責任能力があると判断したそうです。
起訴状では君野容疑者は昨年9月11日昼、同区の路上で美玲さんに「絵のモデルになって」と声をかけ、わいせつ目的で自宅に誘拐。ナイロン製のロープで首を絞めて、包丁で首を刺して殺害し、9月16日ごろまで間に遺体を切断して近くの雑木林に遺棄した、とされています。
君野容疑者は殺人･死体遺棄容疑で逮捕されましたが、現場の状況などからわいせつ目的だったと判断、死体損壊でも起訴しました。
君野容疑者の弁護を担当する高木弁護士によると、君野容疑者は殺人と死体遺棄の両方の罪で関与を認める一方、わいせつ目的は認めていないということだそうです。
この事件は幼い女の子がバラバラに切断された遺体で見つかるという大変痛ましい、ショッキングな事件で大きな衝撃を与えた事件ですが、ようやく起訴されたんですね。美玲さんを失ったご両親の心情を思うと大変胸が痛む思いが致します。
わいせつ目的でなかったら自宅に誘拐して、いったい何をしようとしていたのか、説明がつかない部分もあると思います。今後は裁判員裁判で神戸地裁で裁判が開かれると思いますが、このような未来ある子供の命を奪うようなやつには懲役刑ではなく、一生刑務所から出て来れない刑や、極刑を科すべきだと思います。できれば被害者と同じ苦しみを与えて死刑に処するべきではないかと思います。
改めて幼くして尊い命を無残にも奪われてしまった生田美玲さんに心より哀悼の意を表したいと思います。
