sakura542gouのブログ

日々思うこと色々書いてます。今年は空と結婚し、新たな生活が始まりました。

マレーシア航空機撃墜

 昨日の朝飛び込んできた、ウクライナ東部で起こったマレーシア航空機撃墜事件。ウクライナのポロシェンコ大統領は親ロシア派の武装勢力によって撃墜されたとの考えを示しました。アメリカ当局は地対空ミサイルで撃ち落されたとの見方を強めているそうです。国連安保理は「完全で独立した調査」を求める声明を18日発表し、緊急会合に入りました。
 墜落したのはオランダのアムステルダム発クアラルンプール行きMH17便。マレーシア航空によると、乗客283人・乗員15人が搭乗していたそうです。撃墜された飛行機に日本人乗客は確認されていないようです。
 現地時間の17日午後4時20分ごろ(日本時間午後10時20分ごろ)ウクライナからロシア上空に入る予定だったそうですが、直前に連絡を絶ち、墜落したということです。国際航空運送協会などによると、高度1万メートルの通常ルートを飛行中だったそうです。
 現場付近ではウクライナ軍と武装勢力の激しい戦闘が続いており、14・16日にもウクライナ軍の軍用機が撃墜されています。
 ウクライナ内務省は17日、マレーシア航空機が旧ソ連製の地対空ミサイルシステム「BUK」によって撃墜されたとの見方を示しました。ポロシェンコ大統領は「事故や惨劇ではなく、テロ攻撃だ」と語りました。一方、ウクライナかからの独立を宣言している「ドネツク民共和国」の代表はロシアメディアに対してウクライナ軍が撃墜したとの見方を示しています。
 
マレーシア航空機の撃墜を巡り、ウクライナ政府と親ロシア派武装勢力は互いに相手に撃墜の責任がルと主張しています。ウクライナ保安当局は17日夜、武装勢力の兵士が民間機を誤って撃墜したことをロシアの情報機関員に報告している様子を録音したとする電話盗聴記録を公表しました。
 武装勢力を支援していると欧米から批判されているロシアのプーチン大統領は慎重な姿勢を保っています。政府関係の会議で「上空で悲劇が起こった国家が責任をおっている」と述べ、ウクライナ政府の責任を指摘しましたが、誰が撃墜したのか、明言は避けました。
 こうした中、武装勢力側は国際調査団の現場への自由な立ち入りを認めました。
 墜落現場は武装勢力支配下にあり、親ロシア派やロシアに対する国際的な批判は高まっています。
 一方、ブラックボックスの所在については、当初ロシアメディアが武装勢力が二つとも回収したと報じていましたが、18日になって、ドネツク州関係者がウクライナ政府側が確保したと述べるなど、情報が錯綜しています。
 
激しい戦闘が続くウクライナ東部で起こった今回の事件。お互いがお互いを非難しあう展開になっていますが、誰がなぜ、何の関係もない民間機を撃墜したのか、そこの解明が一番先だろうと思います。こういう事件が起きてしまった以上、ウクライナ政府も武装勢力も戦闘をやめて、原因究明に乗り出すのが先じゃないでしょうか。このようなおぞましい事件が起こったのに、まだ戦闘を続けるつもりなのでしょうか。ウクライナからの独立を求めるのであれば、なぜ自分たちは独立したいのか、はっきりとその理由を述べて、直接戦闘ではなく論戦を交わすべきです。そうでなければまた同じようなことが起こる可能性は、否定できないと思います。武装勢力の兵士が、誤って民間機を誤爆したというのであれば、すいませんでしたでは済まない事です。
 
この事件のニュース映像を見て思い出すのが、サハリン上空で起こった大韓航空機撃墜事件。このとき私は小学5年生だったんですが、この時に見た、悪夢のような映像が頭の中をよぎりました。もう二度と民間機が戦闘に巻き込まれて撃墜されるようなことが起こらないようにしてもらいたいです。