アフリカ西部のナイジェリアで起きた、女子高生誘拐事件。海外から大きな反発が広がる中、イスラム原理主義組織ボコ・ハラムの主導者とされる男が昨日テレビで、「女は学校に行くな。女は結婚して子供を産め。教育を受ける必要などない」と話していましたが、滅茶苦茶なことをやる組織があるもんなんですね。なんで女性に教育を受けてはならないというような思想を持っているのか、私には理解できませんが、この男のような思想を持っている輩に言っておきたいのが、男も女性がいなければ生まれてこなかったんだぞということ。女性を子供を産むための道具としてしか見ていないような輩に、偉そうなことを言うような資格があるのかということです。
そして、このボコ・ハラムという組織は、ナイジェリア国内でキリスト教徒が多く住む地区を襲撃し、爆弾テロ事件を数多く引き起こしています。話を聞いていると、異教徒は出て行けという感じに聞こえました。どこの誰が何を信じようと、自由じゃないかと思います。イスラム原理主義組織というのは、ハマスにしろ、ヒズボラにしろ、タリバンにしろ、今回誘拐事件を引き起こしたボコ・ハラムにしろ、本当に過激派というだけあってやることが過激ですよね。なんか他の宗教との対立をただ煽って、自分たちの力を見せ付けようとしているだけじゃないかと思います。
こんな野蛮な輩に誘拐されたナイジェリアの女子高生200人が可愛そうです。言いたい事があるなら、このような卑怯な行動を取らずに、正々堂々と論戦を戦わせたらいいんです。自分たちの暮らしを良くしたいと思うのであれば、他人の命や人権を踏みにじるようなことをせずに、機関銃や爆弾を使わずに自分の口から言いたいことをはっきりといえばいいのです。このような野蛮な輩から、早く誘拐された生徒が解放されることを願ってやみません。
