sakura542gouのブログ

日々思うこと色々書いてます。今年は空と結婚し、新たな生活が始まりました。

私の人生回顧録社会人編

 登美子の結婚の申し込みに対して、私はある条件をつけました。そのある条件とは
①私が仕事に安心していけるように家事をきちんとこなすこと
②私の働いてもらう給料で毎月暮らしていけるように家計のやりくりをきちっとして無駄なことは一切しないこと。
③隣近所の人とは上手く付き合っていくこと
④お互い、両親やきょうだい・戦跡や友達の悪口を言ったり陰口を叩かないこと
⑤親や年上、先輩には尊敬の念を持つこと
 
この条件が飲み込めないのであればこの話はなかったことにして、お前との付き合いもやめる。この条件に対して登美子は必ず守ると言うことを約束しました。この言葉を信じて私は彼女からの結婚の申し込みを受けることにしました。それから式場選びや住まい探しは楽しいものでした。お互いどんな家具を買ってどんな式を挙げて誰を呼んでと夢はどんどん大きくなっていきました。そして1月の終わるころには式場も挙式日も無事に決まって、招待状を書く作業とアパート探しをして、家から程近いところにちょうどいい物件も見つかってこのときは二人でどんな新婚生活が始まるのか期待に胸を膨らませていた私でした。ただ、5月に吹奏楽のOBバンドの老人ホームへの訪問が迫っている中、みんなが練習しているの日曜日は結婚に向けた準備などで参加できないのが申し訳なかったのですが。
 挙式日も式場も決まって小野田のおばさんに彼女から私の実家に挨拶に来て欲しいと言う連絡があったみたいで、小野田のおばが家にやってきて挨拶を済ませた後、登美子に「あんた、楽がしたいために結婚するんじゃないじゃろうね?」と聞いたので、登美子は「私は好きだから結婚しようと思ったの」とそう答えていました。そして私にも「○○さんは両親のいない登美子に同情して結婚するんじゃないじゃろうね」というので、私も「彼女がいいと思ったから、彼女の申し込みを受けた」と答えました。そうして無事にお互いの挨拶も済ませて、後は式の当日を迎えるだけとなった私たちでした。