ウクライナへ軍事侵攻を続けるロシアで、プーチン大統領の料理人とも呼ばれる、ロシアの民間軍事会社、ワグネルを率いるプリゴジン氏が、ロシア正規軍に対して反旗を翻し、首都モスクワに向かって進行をしていました。これはロシア国内での軍事的対立、内部抗争なのかと思ってましたが、プーチン大統領の「これは裏切り行為だ。厳正に処罰する」と緊急テレビ会見を行い、半ば恫喝にも近い形でサンクトペテルブルクのワグネル本部を掌握し、日本時間の今日未明にモスクワに向かっていた車列を引き返させて、プリゴジン氏はベラルーシに行くと言うことになりました。
元々プリゴジン氏率いるワグネルとロシア軍は仲が悪く、ロシア軍に対しては強い不満を抱いていて、ショイグ国防省などを名指しで批判するなど、常日頃から不満を露わにしてました。
これはロシア国内での軍の統制ができてないのではないかと言う感じを世界にもたらせたような気がします。この件で、ワグネルのロシア軍に対する強い不満が解消できたかと言うと、そうではないような気がします。ただ単に今はいうことを聞いておこうって感じなのかもしれません。ウクライナはこれを機にワグネルと接触し、ワグネルを味方につけるように動くかもしれませんね。こんな自国軍を統制できていない国家が、他国に軍事侵攻するなんて、恐ろしい思想を持ってるなって思います。
たぶん来年の夏になっても、この不当な戦争は解決していないのではないかと思います。来年夏のオリンピックや国際スポーツ大会に、ロシアと加担するベラルーシの参加が認められないようにと願う私です。ロシアとベラルーシが参加してもいい条件としては、ウクライナ国内のライフラインや住居の復旧、それから犠牲者や負傷した人や家族への賠償が全て終わってからだと思います。
まぁ、嘘つき国家なんで、非を認めることはないかもしれませんが。根っこは北朝鮮や中国とやってることは、なんら変わらないですね。
