sakura542gouのブログ

日々思うこと色々書いてます。今年は空と結婚し、新たな生活が始まりました。

レェ・ティー・ニャット・リンさん殺害事件で被告に無期懲役判決

 2017年3月24日に、千葉県松戸市で起きた、ベトナム国籍のレェ・ティー・ニャット・リンさんが殺害された事件。今日東京高裁で控訴審判決が言い渡されて、渋谷恭正被告に対して、千葉地裁に引き続き無期懲役の判決が言い渡されました。千葉地裁では猟奇的犯行としつつも、計画性がなかったとして検察が求刑する死刑判決を選択しませんでした。また弁護側は無罪を主張していましたが、双方の訴えを棄却しました。極刑を望んでいた遺族の思いはまたも計画性がなかったという理由だけで届きませんでした。

 この男、犯行時は車を用意し、下調べをするなどの周到な準備をしていたにもかかわらず、ただ誰を襲うか決めていなかったという理由だけで、計画性が全くなかったのかというと、私はそうではないと思います。おそらく元PTA会長という立場を利用して、日ごろからだれがどのような時間帯に、どのようなルートを通って学校と家の間を行き来しているか知っていたはずですし、そこでリンさんに狙いをけていたとも考えられます。

 日本の司法はどのように殺害したのか、殺害方法よりも、殺害された被害者の人数によって、量刑が決まることが多いですが、私は被害にあった人数よりも、犯行に至った動機や殺害方法にもっと焦点を当てるべきじゃないかと思います。それよりなにより、これまでも繰り返し述べてきましたが、未来のある子供の命を奪ったら、理由の如何を問わず極刑などの重い罪を課すべきだと思います。そして、極刑の次に重たい罪が無期懲役というのも、被害者に対して、あまりにも罪が軽すぎるのではないかと思います。欧米のように犯した罪一つ一つの量刑を足していって、懲役刑を決める方針に変えた方がいいのではないかと思います。終身刑というのを制定してもいいのではないでしょうか。

 

 この事件も、あまりにもかわいそうな殺害をされて、本当に心が痛みます。リンさんは日本とベトナムの懸け橋になりたい。そう生前願っていたそうです。希望に満ち溢れた幼い命を奪った犯行を絶対に許せないです。