中国湖北省武漢を中心に感染者が増え続けている新型コロナウィルスによる肺炎の患者。日を追うごとに感染者が増加して、それが世界中に広がりを見せています。中国国内での死者の数もかなりの人数に昇ってきていますし、中国以外でも感染者が増え続けていて、日本国内でも6人の感染が確認されました。特に奈良県内に住む60代の男性は、中国武漢に行ったことがないということで、詳しく調べてみると、今月初めから中ごろにかけて、中国武漢から訪れた観光客を乗せていたということが判明し、当初、人から人への感染は起こらないとされてきたことが完全に覆った状態になりました。先週末から中国では春節という大型連休に入って、大勢の中国人が移動したため、感染があちこちに広がったのではないかと思いますが、中国政府は海外渡航を禁止する措置をとりましたが、完全に遅きに失した感じがしますね。もっと早くから海外への渡航を禁止していれば、このような事態にはならなかったはずで、このような対応は今後批判を招くんじゃないでしょうか。
また、の日本政府の対応もまずかったのではないかと思います。武漢で新型コロナウィルスによる肺炎が流行しているという情報をキャッチした時点で、武漢からの渡航者の入国を禁止するなどの措置をとってもよかったのではないかと思います。日本で確認された感染者の中には日本に入国する前に、解熱剤を服用して入国した人物もいますからね。感染していても、熱が下がった状態だと、サーモグラフィーでの検知は難しいでしょう。もっと厳しい態度をとるべきだったのではないかと思います。
そして、感染源として有力視されているのがコウモリですが、コウモリから蛇に感染して、それからさらにいくつかの野生動物に感染して、人間に感染したのではないかと言われています。そしてその最初の流行地となったのが武漢市内にある海鮮市場。ここでは野生動物も売られていたということで、そこから人間に感染したのかもしれませんね。
中国政府も、そして日本を含めたほかの国も今のところパンデミックということは言っていませんが、ここまで感染が広がれば、もうパンデミックと言ってもおかしくないような気がします。当初はここまで感染が広がるとは思ってもみなかったんでしょうけど、なんか対応が常に後手後手に回っているような、そんな気がする私です。
