今日、私の職場で、緊急の安全教育が行われました。これは私の勤める会社で起こったことではなく、茨城県内の事業所であった事件なんだそうですが、高圧のエアー圧がかかったエアーガンを被害者の肛門にさして、肛門から高圧のエアーを体内に噴射したそうです。その結果、腸や胃に重篤な損傷を与え、被害者が激しい腹痛を訴えたことから、救急車で病院に搬送されたそうなんですが、搬送先の病院で死亡し、内臓の損傷は肺にまで達していたということでした。加害者の男性は過失致死傷の容疑で逮捕され「ふざけていた」と供述し、大筋で容疑を認めているそうです。
私の職場にも高圧エアーガンが設置してあります。その使用目的は様々で、塗装の職場では電気を用いた工具が使えないため、電気の代わりの動力源として、高圧エアーを使うところや、塗装表面に付着した汚れ・埃を吹き飛ばすためなどに使われています。
加害者は何を思ってこのような危険極まりない行為に及んだのかはわかりませんが、高圧エアーがかかっているということは、使い方を間違えば、人体に重大な損傷を与えかねない危険なものだという認識がなかったんでしょうか。想像力が欠如しているというか、バカとしか言いようのない事件ですね。ほんのふざけたつもりでやったことが、取り返しのつかない結果を招いてしまいました。
